着付初心者がやりがちな3つの失敗
着付初心者がやりがちな3つの失敗は以下の3点です。
① 自分の目的をはっきりさせない。
② 全体像を理解しないではじめてしまう。
③ 典着付けから始めてしまう。
では解説していきましょう。
① 自分の目的をはっきりさせない
自分は何のために着物を着たいのか?自分が着るだけか、人に着せることもしたいのか?で目的が違ってきます。
自分が着る目的も着物には大きく分けて普段着と礼装の2種類あります。
また人に着せたいのであれば、他装コースのある着付け教室に通わないと自分の目的とはあいません。
まずは自分の目的をはっきりさせましょう。いまいち、自分の目的がはっきりしないけど、とりあえずやってみたい等い方はお試しコースの受講で大丈夫。
お試しコースを受けてみて、着付け自体やめておこうというのも一つの判断だと思います。
ちなみに筆者も、他の習い事でお試しコースを受講して、先生の教え方も人柄もすごく良かったのですけど、120分のお試しコースを受講して得た結論は、その習い事は、時間を費やしてまで学びたいものではなかった。ということでした。
② 全体像を理解しないではじめてしまう
着付けは全体像が理解しづらく、上手く説明しているものが少ないのが現状です。
個人の主義主観により重視するところが違うので体系的に説明しているところがありません。やみくもにはじめず、まずは全体像をはっきりしましょう。全体像を把握するにはとりあえずこの形で覚えてください。
1. 最低限NGとTPO(普段着と礼装)を理解する
2. 下着・補整→長襦袢→着物→帯の4つの段階があり、それに応じて必要な着付け小物があることを理解する。
3. 4つの段階に応じたそれぞれの手順を覚える。
慌てて始めず、まずは全体像を理解しましょう。できるなら現代着付けから始めるのがおすすめです。
③ 典着付けから始めてしまう
着付けは大きく分けて「古典着付け」と「現代着付け」に分かれます。すべて腰ひもを使って着付けをするのが古典着付け。現代着付けは腰ひもを使わず、クリップやウエストベルトなどを使い、着付けの手順を簡略化し、身体への負担を減らしたものです。
「現代着付け」の器具を否定して古典着付けを勧める方がいますが、自分がある程度、着付けを理解する中級者になってから、「古典着付け」か、「現代着付け」を選ぶのは、自由です。
着付初心者の方に最初から「古典着付け」を学ばせるのは、難易度が高く、青華きもの学院では「古典着付け」から学ぶ方法をおススメしておりません。
着付けが全く初心者の方で、着付けをこれから習おうという方は、「現代着付け」から学ばれることをお勧めしています。
青華きもの学院では、現代着付け→古典着付けの順で指導していきます。
いきなり着付け教室に通うのはちょっと。6~12回のコースでも不安という方は、青華きもの学院の1回90分 ワンコインレッスンがお勧めです。
1回90分で手ぶらでOK。着付初心者を対象に15分で着物を着るプロセスをレッスンします。また講師に、自分の持ち物のことや、TPOのこと、着物と着付で気になることは90分内でしたら、何でも聞いて大丈夫。大変お得な授業です。