この記事は、着付けの時間を早くしたいと悩んでいる
方向けに書かれた記事になります。
この記事を読めば、着付け教室に通わなくても、
着付けの時間が短縮できます。
着物を着るのが嫌な理由の一つに
「着物を着るのに時間がかかりすぎるから。」
という悩みをよく聞きます。
一般に自分の着物を着るのに40分かかるといわれています。
着物を着るのに時間がかかりすぎて着物を着るのが嫌になる方は
多いんです。
実は、いくつかのコツを学べば、
着付けの時間は劇的に短くなるんです。
今回は、青華きもの学院が講座でお伝えしている着付けの技術の中から、
着付け教室に通わなくても誰でも着付けが早くなるコツをお伝えします。
事前に着るものを準備しておく。
着物や道具の置く位置をきちんと決める。
無駄な動きをしない。
着付けを早くするうえで最も大切なこと、
それは「事前に準備をしておく」です。
着付けは、肌着・補整→長襦袢→きもの→帯の大きく分けて4段階ありますが
少なく数えても13以上あります。
これを着る順番を考えずに、あちこちに置いたり、使うごとに取り出したりしていると
すごく時間がかかってしまいます。
着付けに時間がかかる理由の一つは、実はここです。
「事前に準備をしておく」
ということができるだけでも、着付けの時間は随分と短縮されるのです。
「事前に準備をしておく」ということは、青華きもの学院の第一回の授業で
お伝えし、最も基本的で大事なことですが、
このことは実は着付け教室に通わなくても
誰にでも可能なことです。これから着物を着ようとする方、
着付けに時間がかかりすぎるな。
と感じている方は、ぜひ「事前に準備をしておく」ということを
覚えていただければと思います。
肌着、長襦袢、着物の事前セット
帯の事前セット
小物の事前セット
「事前に準備をしておく」ということができたら、次は
着物や道具の置く位置をきちんと決める。これが大事です。
鏡を見ながら、着付けをされると思いますが、鏡の位置を決めたら、
事前に準備していたものを自分のどちらの向きに置くか、
きちんと決めておきましょう。
事前に準備をしていない。置く場所も決めていないと
着物を着るのに本当に時間がかかって
しまいます。着物を着る手順ばかりに目が向きがちですが、
着物や道具の置く位置をきちんと決める。を覚えていただければと思います。
着物を着るとついつい、着崩れやしわが気になって、
あちこち触ったり、引っ張ったり
したくなりますよね。いろいろ触りたくなる気持ちも
十分にわかりますが、かえって
たくさん触ったり、引っ張ったりすると着付け時間もかかり、
逆に着崩れしにやすく
なるので、触ったり、引っ張ったりすることは、
なるべく最小限に抑えるようにしましょう。
着付け教室に通わなくても、着付け時間が早くなるコツをお伝えしました。
事前に準備をしておく
着物や道具の置く位置をきちんと決める。
無駄な動きをしない。
この3つを意識するだけでも、着物を着る時間が早くなり、
気持ちも楽になりますよ。
この三つのコツは、着付けだけでなく、
料理や他のことにも通じるコツでもありますね。
「一芸は道に通じる」と昔の人は言いましたが、
どんなことでも突きつめれば、
同じことかもしれません。
「一芸が道に通じる」よう、我々も精進に励んでいきます。
皆様のお役に立つ過去の記事はこちら。