着付けにかかる時間は？着付け教室が解説

この記事は、着付けにどれくらい
時間がかかるのか？
が気になる方向けに書かれた
記事になります。

着付けにかかる時間を解説します。

人に着物を着せてもらうとき、自分が人に
着物を着せる時、どれくらいの時間が
かかるのか？気になりますよね。
着付教室や着物レンタル店によって、
所要時間の設定が違いますが、
青華きもの学院では下記のようになっています。
どの着付け教室、着物レンタル店でも前後5分で、
そんなに大差はないと思います。
青華きもの学院の着付師試験は、
以下の設定より短い時間の設定もあります。

着付けの前提条件

着付けにかかる時間は、上の表のとおりですが、
いくつか前提条件があります。

①　時間設定は、お客様の服を脱がせる
ところからである。

②　着付けの持ち物が完全にそろった
状態である。

③　半衿縫い付け、しつけをとるなどの
追加作業はしない。

④　高度な変わり結び、着付けに特別な
指定はしない。

⑤　連続して着付けをせずに最初の状態で

1名を着せた時間である。

時間設定は、お客様の服を脱がせるところからである

着物レンタル店では、おそらく当たり前の設定
ですが、着付け教室は意外とここが
実践的な設定ではなく、長襦袢を着た状態からで
甘く設定してあることが多いです。
級の設定にもよりますが、もしお金をきちんと
いただいて、人に着せるのであれば、
設定は、お客様の服を脱がせるところからが
正しい前提条件だと思います。

着付けの持ち物が完全にそろった状態である

持込の着付けで多いのが、
きちんと着付けに必要なものがそろっていないケース。
ご自分で着物を持ち込んで着付けを依頼する際は、
できれば、着付けを依頼するお店に
事前に持ち物をもっていって、
確認してもらいましょう。
またご自身が持込された着付け道具が
特殊なものだったりすると、
規定時間より時間を要することがあります。
ほんとに様々な着付け道具があり、着付師もすべてに
精通しているわけではないので、
ご理解のほどよろしくお願いします。
青華きもの学院も、見たことのない
着付け道具に遭遇した際は、購入して
着付けの方法を研究しています。

半衿縫い付け、しつけをとるなどの
追加作業をしない

着付け依頼で多いのが、

長襦袢の半衿がついていなかった。

新品なので、しつけ糸がついていたままだった。

です。特に長襦袢の半衿縫い付けは作業時間を
要すのでできれば、事前持込をしてチェック
をしてもらうことをお勧めします。

高度な変わり結び、着付けに
特別な指定をしない。

写真のような帯結びにしてほしい。

　着付けに対して特別にこだわりがある。

という場合は、こちらも時間が延長する可能性が
あります。近年は、スマホで簡単に写真を見せて
このようにしてほしい。
という依頼が増えてきました。
特に振袖の帯結びは、再現性が難しいので、
注意が必要です。事前に形が決まっているので
あれば、一度お店に問い合わせをしてみてください。
青華きもの学院は、こちらに対応する特別な
カリキュラムを組んで全着付師に講習をしていますが、
それでも苦戦する時があります。

連続して着付けをせずに最初の状態で
1名を着せた時間である。

少し難しい表現をしましたが、
着物レンタル店や成人式の着付けでは
着付師1名が何人、何十人も着せることが多く、
当然、人間なので疲れてきます。
この状態だと着付けの時間が長くなる可能性があります。

　そのほかには、着付け室にエアコンがない場合だと、
暑く、パフォーマンスが下がります。
設備投資が大変だと思いますが、
着物レンタル店さんの着付け室には
なるべくエアコンを取り付けていただきたいです。

まとめ　着付けにかかる時間

着付けにかかる時間について説明しました。

振袖　　 35分

留袖　　 25分

訪問着　 25分

卒業袴　 20分

小紋、名古屋帯 20分

小紋、半幅帯　　15分

浴衣　　　　　　15分