昨日、当学院に一人の女性が入校されました。
都内在住の60代、立ち居振る舞いの美しい、品格のある方です。
彼女は、誰もが知る大手着方教室の「初心者コース」を終えたばかりでした。
しかし、その手には「自分で着られた」という自信ではなく、深い落胆が残っていました。
「先生、私はもう年齢のせいか、不器用だから無理なんだわ…と思って。
でも、どうしても諦めきれなくてこちらへ伺いました」
彼女が前の教室で言われ続けた言葉。それは、
「とにかく手を動かすことが大事」 「なんとなくでいいから、まず着てみて」
という根性論に近い指導でした。
長襦袢の衿をどう合わせるのか。帯の高さは、なぜその位置なのか。
小物の力加減はどれくらいか。
そういった具体的な「理由」や「仕組み」の説明がないまま、
講師の見よう見まねを繰り返すだけの時間。
彼女は6回のレッスンを終えても、なぜ自分の着姿が崩れるのか、その「原因」すら分からなかったのです。
なぜ「なんとなく」では、上質な着こなしに届かないのか
本物志向の方が求めるのは、単に「着物を着ること」ことではありません。
「品格のある、凛とした着姿」です。
感覚に頼る「なんとなく」の指導は、指導する側の講師にとっては楽かもしれません。
しかし、学ぶ側にとっては再現性がありません。
特に、理性的で質の高い教育を受けてこられた方ほど、「なぜ?」が
解消されないまま進む授業にストレスを感じ、
結果として「自分ができないのだ」と誤解してしまいます。
青華の指導法は、真逆です。
私たちは、曖昧な言葉を一切使いません。
「左脇のウエストベルトは、この位置で固定してください」
「おはしょりの厚みを消すために、この角度で折り上げます」
すべてに物理的な理由があります。
着付けは、感覚ではなく「物理」です。正しい位置に、
正しい力が加われば、誰でも美しく着られる。
これは、長年、着物と着付を研究し続けた、当学院の揺るぎない「正解」に基づいています。
昨日入校された彼女は、最初の30分のカウンセリングで
「そういうことだったのね!」と目を輝かせました。補整→長襦袢→着物→帯
全ての工程がロジカルであることを理解されたからです。
もしあなたが、大手着方教室で挫折し、「自分には着物は向いていない」と感じているなら。
その原因はあなたの手にあるのではなく、その着方教室の「指導法」にあるのかもしれません。
大人の学びには、納得が必要です。
青華きもの学院で、その「なぜ?」を解決し、一生モノの知的な技術を身につけませんか?
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