身体整う着付け教室、青華きもの学院では、
9/7に行われた 永治屋清左衛門とインドネシア大使公邸での
染織交流パーティにて、パーティ参加、参加者の着付け、
着物のファッションモデルを務めました。
東五反田の閑静な住宅街の中にあるインドネシア大使公邸。
すぐ近くには、美智子上皇后陛下の旧家後の公園もあります。
インドネシア大使公邸は、昭和11年に伊藤鈴三郎邸として建てられたそうです。
非常に趣のある建物です。管理はどこかは不明ですが、このような邸宅がきちんと
残っていることは大変素晴らしいことだと思います。
インドネシア大使夫妻と青華きもの学院の生徒さんで記念写真。
今回は、CCAA異文化伝統工芸交流協会の代表理事 伊藤ふさ美様と
インドネシア大使夫人 ヌニンアフマディさんのご尽力で実現できました。
CCAA異文化伝統工芸交流協会の伊藤さんは、インドネシア染織を50年にわたり
続けた方で今もそのバイタリティには敬服するばかりです。
今の日本は、先行き不安なこともありますが、今のところは平和で趣味やりたい事を
楽しめる時代でもあります。昔に比べれば、できることだらけなのですが、
気を付けないと、時間とお金だけを消費して、あっという間に人生終了しています。
伊藤さんは、インドネシア染織を50年続けてこられたこともあり、
話すたびに厚みを感じます。
インドネシア大使夫人 ヌニンさんは、
大使夫人とは思えない人として平等に接する気さくさと
インドネシア伝統文化を愛する精神を深く感じました。
打合せを兼ねて、昼食会にも事前にお招きいただきましたが
その時にいただいたインドネシア料理のおいしさはまた格別。
学生時代から今に至るまで愛読している「大使閣下の料理人」
で大使館や公邸での食卓外交を何度も読んできたましたが
まさか自分がお招きにあずかれる機会に恵まれるなど、
感無量でした。
大使閣下の料理人は、今から20年前の漫画でしたが、
この漫画の通りにおよそ国家や外交になっていたのに、いつ読んでも驚く
ばかりです。
永治屋清左衛門による安土桃山時代の小袖解説。
伊藤様によるインドネシア染織の解説。
インドネシアからオンラインでの修復保存事業の解説。
そのあとのディスカッションなど、かなり本格的な内容でした。
今回は、青華きもの学院の生徒さんが通訳を務めました。
染織解説後の昼食パーティ。
見たことのない食べ物も並び、皆さんがとてもうれしそうでした。
お待ちかねの着物ファッションショー。
9月でしたが、真夏のような暑さで夏物や単衣でファッションショー。
紋紗織とよばれる盛夏に着る夏物は、外国の方にとっては
初めてご覧になる方も多かったようで、ひときわ歓声があがっておりました。
こちらは伊藤さんの作品をお借りして。
大島紬の生地にバティックを染めたもの。
ファッションショーも大盛況で終了し、
皆さんでの記念撮影。
多くの方にご尽力いただき、無事に終了できました。
今回あらためて感じたことは、
「発信できる文化がある。」ということはすごく幸せだということ。
最初はどうなるかと思いましたが、インドネシアは、染織、工芸、音楽、
料理など、本当に分化が多彩で国家としても文化外交に非常にたけた
国でスタッフも慣れたものだったので驚きました。
日本もインドネシアに負けじと 染織、工芸、音楽、料理などたくさん
あると思いますが、総合力で発信する力は、まだまだなのかもしれません。
日本は、これから人口減にはいり、否応なくインバウンド、海外進出を
考えないといけない時代。
日本人が代々培ってきた貴重な伝統文化をこれからも発信できる一役を
担えることができればと思います。
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