![着付け教室、青華きもの学院が解説。帯結び「角だし」の、いまむかし](https://seika-kimono.com/cms/wp-content/uploads/2021/07/a78741d57d774cca2e20a208bd5a1232-scaled.jpg)
今回ご紹介する記事は、着物好きに大人気の帯結び
「角だし」です。銀座結びと角出しの違いの記事が大好評のため、
今回は「角だし」を着付け教室、青華きもの学院がご紹介させていただきます。
帯結び「角だし」は江戸時代に考案された帯結びで、
浮世絵にも登場します。
少なくとも200年以上は結ばれている古典の帯結びですね。
着付け教室、青華きもの学院では、
その「角だし」を江戸時代の結び方で再現してみました。
![](https://seika-kimono.com/cms/wp-content/uploads/2021/07/576f8f30a646561c46820f60696cb705-300x300.jpg)
それがこちら。
![](https://seika-kimono.com/cms/wp-content/uploads/2021/07/85ff6439c5b7bb0ccb4786b87af411f4-300x300.jpg)
前はこのようになっています。
特徴としては帯〆、帯揚げを
使用しないため、帯の形が体に沿ってやや平らになります。
それに対して現代の「角だし」はこちら。
![](https://seika-kimono.com/cms/wp-content/uploads/2021/07/a78741d57d774cca2e20a208bd5a1232-300x300.jpg)
帯〆で帯の下側を止めるので帯の形に膨らみがあるのが
特徴です。
![](https://seika-kimono.com/cms/wp-content/uploads/2021/07/cc3bb7618dc63785752e610a413f2144-225x300.jpg)
前はこちら。
「角だし」は普段着に着る帯結びのため、
合わせる着物も江戸小紋や紬など、
カジュアルな着物に合わせると素敵です。
またカジュアルな中でも粋さのある着物や
帯でコーディネートしてみると、より
「角だし」らしさが引き立ちますね。
今回ご紹介した写真のきものと帯は、
着物は手染めの型彫り鮫の江戸小紋に
十日町、越後印伝の帯です。
いずれも高い技術を誇る職人さんが1点1点
手作りで作った伝統工芸品です。
青華きもの学院では現代の着付けで着付けの理論と手順を学び、
古典の着付けで身体感覚と所作を磨いていきます。
まったく、今までにない新しい着付け教室です。
「銀座結び」と「角だし」は、群青コースで学びます。
青華きもの学院