「青華」身体整う着付け教室が和装コートについて解説いたします。
着物の上には羽織るのは和装コートか羽織ですが
着付初心者の場合、先に用意するべきは和装コートです。
着付け初心者に大事なこと。
それは致命的な失敗をしないことです。※致命的な失敗をしないということは他のことでも同じ。
致命的な失敗とは、無知と無責任な人間のおすすめを安易に聞かないこと。
着物や帯は決して安いものではありません。特に初心者は、何をどうそろえて
いいのか、まったくわからないもの。
この際に、大事なことは汎用性です。
着物は自由だとか、おしゃれを追求するものだとか個人の好き勝手を
安易に聞いてしまい、着付け初心者が対応できなければ何も意味はありません。
また安易にアドバイスする人間に限って、
表現の自由だとか聞くのは自己責任だとかいうので注意が必要です。
和装コート・羽織を揃えるうえで、着付け初心者の一番の失敗は
汎用性の低いものを高額で買ってしまうこと。
もしくは安価で使えないものを次々と揃えてしまうこと。
のどちらかです。
着物の上に着用するコートのことで、防寒、塵除けの意味で着用しますが
和装コートそのものをおしゃれ着として楽しまれています。
もともとは、男性用の上着でしたが江戸時代に深川芸者が男性用の着物を
真似して着用したのが始まりで、女性が着用しだすのは明治時代以降になります。
時代によって、丈の長さの好みが変わります。
和装コートは主に袷、単衣に着用する 和装コート
単衣、夏に着用する 紗などの夏用のコート
真冬以外に着用で着て、小雨もしのぐシースルーコート
雨コート
防寒用のカシミヤやウールのコート
に分かれます。
着付初心者が用意すべきは
袷、単衣に着用する和装コートが1枚目にはお勧めです。
和装コートは、塵除け、防寒の意味がありますが
着物や帯を守る。という大きな役割があります。
自分は気を付けているつもりでも、汚れを付けられる。
破損されるということはやはりあることで、そんな際、
和装コートを着用しておくと大変便利です。
昨今、インバウンドが盛んで、外国人観光客も
多く、巨大なキャリケースが帯にあたる。なども
よくあります。
和装コートが羽織より着付初心者にお勧めな理由は
ずばり着物も帯もすべて隠してしまえるからです。
着付初心者が着物でお出かけの際、一番よくあるのが
焦って帯が結べなくなってしまうこと。
焦って帯が結べなくなるうちに、パーティや観劇に遅刻してしまう。
ということは意外とよくあることなのです。
この際、羽織だと前を隠せないのでその上に大判ショール等で
ごまかすことが必要になりますが、和装コートならば、前も隠れてしまうので
最悪、帯を結ぶことができなくても和装コートで覆い隠して、とりあえず
目的地に向かう。ということが可能になります。
そこに着付け教室の仲間や着物友達がいると、帯を結んでもらえる。
という助けを得ることも可能になります。素直に人の助けを求める。
ということも時に重要なことであります。
羽織は着物、帯、羽織、羽織紐とコーディネートの考慮要素が増え、着こなしが難しくなります。
また販売トークの常とう手段として
「羽織は室内で脱ぐ必要がない。」
とありますが、何かの席では結局、羽織も脱ぐことが多いのが現実です。
まとめ
羽織に特別な思い入れがなければ、着付け初心者はとりあえず
和装コートから揃えるのがおすすめです。
とりあえず、雨用和装コートの一部式をもっておくだけでも
重宝しますよ。
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