縹コース

縹コース

縹コースでは、礼装のきものの着方と、現代着付けの袋帯を学びます。

礼装のきものとして代表的なものは訪問着です。
訪問着は、結婚式やパーティなど、お祝い事には欠かせない着物で場を華やかにしてくれます。

授業回数 全10回
授業料:49,000円
入会金:11,000円
受験料:筆記・実技 合計:3,000円
認定料:22,000円

※教室維持費等はございません。
※高校生、大学生は学生割引が適用となります。社会人学生は適用外です。

縹コースで学ぶこと

縹コースでは、訪問着に袋帯の二重太鼓という
礼装の装いを学びます。
礼装の装いは、普段着とは違い、着物の格やTPOを配慮し
きちんとした着姿と帯結びが求められます。
友人の結婚式、お子様の入卒、パーティの参加など、
折に触れて礼装をきちんと着ることで人生の節目も豊かになり、
周囲への配慮と自分への自信が身につく礼装の装い。
学び始めが一番大事ですので、きちんとした型で丁寧に学びます。

訪問着の着方

花浅葱コースで着物までの着方を徹底的に学んでいますので
縹コースでは礼装としての着物の着方のポイントを学びながら、
礼装のTPOを学びます。

伊達衿つけ方

訪問着は豪華さと格をあげるために伊達衿(重ね衿)をつけることがあり、
そのつけ方も合わせて学びます。着物や帯の相性も考慮しながら、重ね衿を
つけるべきか、つけないべきか?も学んでまいります。

末広の意味 挿し方

日本人にとって末広はお祝い事に用いられる大事な扇子です。
礼装に末広を挿しているだけで格式がぐっとあがり、自分の着姿も
礼装らしい凛とした装いになります。縹コースでは
末広の意味を学び、きちんとした末広の挿し方を通して、古くから
日本人が大事にしてきた慶事の考え方も学んでいきます。

家紋の意味

家制度が形骸化してきた現在、ご自身の家紋、名字の由来を知る。ということは
少なくなってきたように思います。縹コースでは礼装の着物の一環として
留袖の着方も学びます。留袖には、ご自身の家の家紋が5つ必ず入っています。
留袖に触れながら、ご自身の家紋、名字についても考える授業も行います。

袋帯の結び方

着付において最大の難関といえる袋帯の二重太鼓。この結び方は
縹コースでは花浅葱コースで学んだ改良枕での帯結びで学びます。
礼装の着物は、着用日が事前に決まっていることがほとんどでなおかつ、
時間に遅れたり、いい加減な着付けでは心もとないのが現実です。
改良枕を用いれば、着付けの前日にセットするだけで、当日の気持ちも
ずっと楽になり、なおかつ礼装の袋帯にありがちな帯を傷めてしまう。
ということがおこりません。礼装の袋帯は、金銀糸や唐織、刺繍など、
豪華にするために様々な意図が用いられていますが、手結びで結んでしまうと
痛みやすく、場合によっては補修がきかない。という事態にも陥ります。
改良枕での着付けをきちんと学ぶことにより、自分の気持ちにゆとりと
安心をもって慶事に臨むことができるようになるのです。