今回ご紹介する記事は、着物好きに大人気の帯結び
「角だし」です。銀座結びと角出しの違いの記事が大好評のため、
今回は「角だし」を着付け教室、青華きもの学院がご紹介させていただきます。
帯結び「角だし」は江戸時代に考案された帯結びで、
浮世絵にも登場します。
少なくとも200年以上は結ばれている古典の帯結びですね。
着付け教室、青華きもの学院では、
その「角だし」を江戸時代の結び方で再現してみました。
それがこちら。
前はこのようになっています。
特徴としては帯〆、帯揚げを
使用しないため、帯の形が体に沿ってやや平らになります。
それに対して現代の「角だし」はこちら。
帯〆で帯の下側を止めるので帯の形に膨らみがあるのが
特徴です。
前はこちら。
「角だし」は普段着に着る帯結びのため、
合わせる着物も江戸小紋や紬など、
カジュアルな着物に合わせると素敵です。
またカジュアルな中でも粋さのある着物や
帯でコーディネートしてみると、より
「角だし」らしさが引き立ちますね。
今回ご紹介した写真のきものと帯は、
着物は手染めの型彫り鮫の江戸小紋に
十日町、越後印伝の帯です。
いずれも高い技術を誇る職人さんが1点1点
手作りで作った伝統工芸品です。
青華きもの学院では現代の着付けで着付けの理論と手順を学び、
古典の着付けで身体感覚と所作を磨いていきます。
まったく、今までにない新しい着付け教室です。
「銀座結び」と「角だし」は、群青コースで学びます。
青華きもの学院