
「6回の無料体験では基本だけ。でも、進級すれば誰でも一瞬で帯が結べる裏技があるのよ」
もしあなたが着付け教室でそう言われたなら、少し冷静になって考えてみてください。
もしその「裏技」が本当に便利で、
美しい着姿を作るために不可欠なものなら、なぜ最初から教えないのでしょうか?
ビジネスとしての「進級率」を上げるために、
あえて今のレッスンを不完全なまま終わらせ、
次のコースに期待を持たせる。これは「教育」ではなく、単なる「技術の切り売り」です。
禅語の世界に「古今無二路」という言葉があります。「古(いにしえ)から今に至るまで、
真実の道は二つとない」という意味です。
着付けも同じです。身体の構造を理解し、着物の性質を知り、物理的に正しい位置で腰ひもを結ぶ。
その「一筋の道」を正しく歩むことこそが、最も美しく、最も苦しくない着こなしへの最短距離です。
そこにショートカット(裏技)など存在しません。
あるのは、「なぜ、ここでこの動作が必要なのか」というロジカルな根拠だけです。
旧態依然とした着付け教室では、講師が自分の立場を守るため、
あるいはカリキュラムを長引かせるために、重要なポイントをわざと最後に回すことがあります。
ダメな指導:「とにかく今は言われた通りに手を動かして。理由は後でわかりますから」
青華の指導:「この位置に決めるのは、横隔膜を圧迫せず、かつ着物や帯が滑り落ちない物理的な支点だからです」
技術を出し惜しみする講師の下では、生徒はいつまでも
「先生がいないと着られない」状態に留め置かれます。
これは生徒の時間を奪い、着物への情熱を削ぐ、最も罪深い指導法です。
「裏技」という言葉は、基礎を疎かにする甘い罠です。
帯をクリップで留めたり、
特殊な道具に頼ったりすることを裏技と呼ぶのなら、
それは一時的な「ごまかし」に過ぎません。
道具が変われば着られなくなり、流行が終われば使えなくなる技術です。
青華きもの学院では、最初から「正解」を伝えます。 出し惜しみはしません。
なぜなら、着付けの基本こそが究極の奥義であり、それを習得する過程にこそ、
着物を纏う女性としての「品格」が宿ることを知っているからです。
着付けに裏技はありません。しかし、「誰でも再現できる論理」はあります。
「裏技がある」と囁く教室を選ぶのか、
「一見遠回りに見えても、一生崩れない本物の技術」を最初から丁寧に説く教室を選ぶのか。
あなたが求めているのは、一時的な手品ですか?
それとも、自分の一部として着物を着こなす「知的な自立」ですか?
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