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着付け初心者は何から練習すればいいの? まずは浴衣から?

着付け初心者は何から練習すればいいの? まずは浴衣から?

 この記事は、着付け初心者が着付けを学ぶ上で何から学べば

いいのか悩んでいる方向けに書かれた記事になります。

 

着付けを始めるうえで何から学べばいいのか?

 

着物と帯にはいくつかの種類があります。

おすすめは着物+名古屋帯の結び方から学ぶことです。

着物を学ぶ上で、まずは浴衣から。

とおすすめしたり、数回の無料カリキュラムでも

浴衣を取り入れている着付け教室もありますが

着付けを早く覚えたいのであれば、浴衣から学ぶより着物から

学ぶのがお勧めです。

 

着付け初心者が浴衣から学ぶのをお勧めしない理由

 

着付け初心者が早く着物を着たいのであれば、

浴衣から学ぶことをお勧めしません。

いきなり着物+名古屋帯の着付から学んで大丈夫です。

その理由は 着物の着付けと浴衣の着付けは別物であり、

着物を着ることができれば、浴衣を着ることは可能ですが、

浴衣を着ることはできても着物を着ることはできないからです。

 

着物と浴衣は別物

 

着付初心者や世間一般のイメージは着物の簡略版が浴衣だと

思いがちですが、浴衣は着物の簡略版ではありません。

浴衣はもともと、湯帷子という寝巻から発展し、

今は夏の風物詩となったものであり、基本は夏限定の

衣服です。そもそも着物の着方と浴衣の着方には下記の違いがあります。

 

着物と浴衣5つの違い

 

着物と浴衣は以下の違いがあります。

浴衣は原則として長襦袢を着ない。

浴衣はバチ衿。着物は広衿。

浴衣は半幅帯。着物は基本、名古屋帯、袋帯。

浴衣は足袋をはかない。

浴衣は礼装としての着用は不可。

 

浴衣は原則として長襦袢を着ない

 

浴衣は、肌着の上に浴衣を着るため、長襦袢を着ません。

着付けは肌着と補整→長襦袢→きもの→帯と4パート

ありますが補整+長襦袢までで着付けの要素が50%を占めます。

着付けは長襦袢までの土台づくりが大事なので、

浴衣の着付けから始めてしまうと補整→長襦袢までを学びません。

また長襦袢の着付けには衿付けという、着付けで必須の項目もありますが、

浴衣では衿付けも学びません。

最近は、浴衣も進化して着物といっても差し支えないものもあり、

浴衣の下に長襦袢を着て、着物のようにする。という着付けの方法もありますが

これは基本を踏まえたうえで行う方がおすすめです。

 

浴衣はバチ衿。着物は広衿

 

浴衣バチ衿といい、広衿を半分に折った状態で縫い留めた衿の仕立てです。

着物は広衿といい、一般的な衿幅の2倍の幅で仕立てられた衿のことです。

 

浴衣は半幅帯。着物は名古屋帯もしくは袋帯

 

浴衣は普段着のため、半幅帯という普段着用の細帯を使用し、帯締め、帯揚げ

を用いません。

対して着物は、名古屋帯もしくは袋帯を使用し、帯締め、帯揚げを使います。

浴衣を着物風に着こなすという亜流の方法もありますが、初心者の方は、

亜流の方法で浴衣を着るより、まずはキチンと着物を着るほうがおすすめです。

近年、浴衣か夏着物か境目が曖昧なものもできており、いずれは浴衣を着物風に

着こなす方法が夏着物として認知される可能性はあります。

ただ曖昧な境界線のものは初心者にとっては難解なので、ここから取り組むのは

やめておいた方が無難です。

 

浴衣は足袋をはかない。

 

浴衣は普段着なので着物と違い、素足に下駄が原則です。

着物は、素足ということは絶対にありません。

浴衣がオフィシャルな場で着ることができないというのは、

下駄がサンダルと同じ扱いになるのも一因です。

 

浴衣は礼装として着用できない

 

今は多種多様な着物が存在し、綿着物と浴衣の違いもあいまいになってきました。

ただ綿着物も礼装としては着用しませんので、本気で着付けを学びたいのであれば

着物から学ぶのをお勧めいたします。

 

着付け初心者は着物から学ぶのがおすすめ

 

現代は忙しい時代です。学ぶ順番が大事です。。

しかし、学ぶことにおいて最も大事なことは応用範囲が広いものをきちんと学ぶということです。
着物を着ることができれば、浴衣を着ることはできます。
しかし浴衣を着ることができても、着物を着ることはできません。
浴衣の着こなしはまた別物です。

本格的な着物をきちんと学びたいのであれば、

浴衣ではなく着物から学ぶことをお勧めします。

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