最近、きもの骨格診断なるものでアドバイスをしているところが
多々ありますが、着物に骨格診断はあてはまりません。
今回は、身体整う着付け教室 青華がその3つの理由について
解説いたします。
そもそも、大前提として体型を包むようにできているのが着物で
補整は、体型を包む土台づくりとして行うものだからです。
骨格によって着物が似合う、似合わないということはなく、
あえて言うなら個人の骨格によって補整と着付小物の位置
は多少は異なる。ということが正解です。
着付(服を着る方法)は、日本特有のものであり、
着物は体型を包み隠すものゆえに着付けの方法で、
着姿の印象が全然変わります。
ですから長年にわたって、
着付けの方法が研究されてきたわけです。
骨格によって着物が似合う、
似合わないという至極単純な理屈
でいいなら着付けの方法や補整は必要ありません。
また洋服と違い、体型が多少違ってきても
着ることができるのが着物のよさです。
生まれ持った骨格より大事なのは姿勢です。
現代では骨盤のゆがみや重心のずれ、
ストレートネックなど身体の不調の根本になる
ことが放置されています。骨格を気にするなら
姿勢改善に取り組んだ方が身体の不調はよくなる。
着物の着付けもきれいになるとまさに一石二鳥です。
体型によって着物が似合う、
似合わないということは関係ありません。
まして骨格によって着物の柄が似合う、似合わない
などとアドバイスしているところもありますが、
骨格と着物の柄に何の相関性もありません。
着物を着たい。と思ったら、
気にせず着物を着て楽しんでください。
皆様のお役に立つ過去の記事はこちら。
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