この記事は、これから着付を始めようとする方
着付けをする際に必要な持ち物について
書かれた記事になります。
着付けを始めるうえで
一番最初に悩むのが着付け小物。
世の中には、様々な主義主張と器具があり、
この選択を間違えると初心者は一挙に
着物を着るのが嫌になってしまいます。
着物を着るなら簡単かつ合理的、そして
身体にやさしく、苦しくないのが一番です。
現代着付けに必要なもの
青華きもの学院 現代着付け
きもの ウエストベルト1本 伊達〆1本
前板ゴム付き
帯 帯 お太鼓枕 ガーゼ 帯〆 帯揚
長襦袢 衿芯 衣紋抜き サッシュ
下着 足袋 肌襦袢 裾除け
ファンデーション 補整用タオル
補助道具 着物クリップ 仮紐
です。
これまで着付けの持ち物といえば
きもの 腰ひも2本 伊達締1本 腰ひも
前板
帯 帯 お太鼓枕 ガーゼ 帯〆 帯揚げ
長襦袢 伊達締1本 腰ひも1本
下着 肌襦袢 裾除け 足袋
補整用タオル 腰ひも1本
着付け教室が誕生する前に必要とされた
最低限の着付け小物です。
いわゆる古典着付けの範疇とされ、
現代着付けでよく使われる
クリップがついたもの、
補整を兼ねるものを使用しません。
古典着付けや
器具の定義があいまいな方の着付け方法は
着付初心者の方にはお勧めいたしません。
※ 完全に古典着付けとして指導している方
のほうが器具が曖昧で指導している方よりは
優れていると思います。
その理由は
腰ひもを結ぶという感覚。
身体に沿って自分で補整を作る作業。
着付けをしていく動作をするごとに
手で支えていく動作。
この3つを初心者がいきなりやろうと
思うのは大変難しく、
料理でいえばすべての作業を
包丁でやってしまうようなものです。
青華きもの学院でも上級になると
古典着付けを学び、
身体精度をあげていきますが
初心者の方にはおすすめいたしません。
着付けを早く上達したい方
何となく着付けの方法に不合理を感じている方
には古典着付けはお勧めいたしません。
※ 着付け教室、着付講師によっては
現代着付けと古典の着付けの
きちんとした区別もつかず、
ただ自分が習ったやり方、
検証していない自分だけの
着付け方法で教えているところが
多いので要注意です。
現代の着付けに必要なもの
青華きもの学院 現代着付け
きもの ウエストベルト1本 伊達〆1本
前板ゴム付き
帯 帯 お太鼓枕 ガーゼ 帯〆 帯揚げ
長襦袢 衿芯 衣紋抜き サッシュ
下着 足袋 肌襦袢 裾除け
ファンデーション 補整用タオル
補助道具 着物クリップ 仮紐
「現代着付け」と「古典着付け」の最大の違い
現代着付けと古典着付けの最大の違いは
以下の3つです。
腰ひもを1本も使用しない。
身体に沿って自分で補整を作る作業
着付けをしていく動作をするごとに手で支えていく動作
の3つを
着付け道具を使うことによって簡単かつ合理的に
解決する方法が現代着付には
とられていることです。
着付け教室、個人で考案した便利道具など
世の中には無数の道具と主張があふれていますが
古典着付けは紐のみで着付を行い、補整道具を自分で作る。
現代着付けは着付けに紐を使わず、補整道具を使用する。
大きく分けて、この2つに大別できます。
現代では、
長襦袢 肌襦袢 裾除け が一体化した新しい襦袢。
帯を前で結ぶために前板を改良した前結びの方式。
など様々なやり方があります。
よくわかっていなくて
ごちゃまぜなところありますし、
本当の着付け上級者は、自分の体型や好み上、
古典と現代を併用している方もいらっしゃいます。
着付けを早く上達したいという方は
現代着付→古典着付けの
順に学ぶか、
十二単の着付けに興味がなく
自分が着物を着ることを楽しむなら
現代着付けだけで十分なのが現実です。
青華きもの学院では、
現代着付けで身体に苦しくなく着崩れしにくい。
着付けを覚え、
上級になると古典の着付けで
身体精度をあげていく。
という順に学んでまいります。
皆様のお役に立つ過去の記事はこちら。